日本料理 和奏 谷むら

神楽坂・芸者新道の奥に佇む、静謐なカウンター和食「日本料理 和奏 谷むら」

神楽坂の喧騒から一歩外れた芸者新道に、6席のみの隠れ家和食「日本料理 和奏 谷むら」がある。山口出身の店主が30年にわたる研鑽で磨いた技を、旬の素材と対話しながら、一皿ずつ丁寧に表現する。落ち着いた空間と心温まるもてなしで、特別な夜を演出してくれる。

【歴史】
店主・谷村氏は、山口県出身で漁師や農家を営む家族のもとで育ち、自然と食材の本質に触れてきた。栃木でのサッカー生活で身体を壊し、寮の食事担当になったことが料理人への第一歩。16歳で料理人になる決意を固め、19歳で調理学校へ進学。その後、都内のいくつかの日本料理屋と最後に神楽坂の名店で10年以上修行を積み、2017年に独立し「谷むら」を開業。現在47歳、料理人歴は28年となる。

【インテリア】
店内はカウンター6席のみという潔さ。白木のカウンターとやさしい照明に包まれ、落ち着きと清潔感が漂う。厨房との距離が近いため、谷村氏の所作や呼吸まで感じられる緊張感と安心感が同居し、食の時間が心地よく流れる。静寂の中に漂うおもてなしの空気が、まさに“大人の隠れ家”たる所以だ。

【メニューの魅力】
料理の7割以上は「旬のおまかせ厳選コース(8,800円)」を中心に構成されている。鱧の湯引きに梅肉を添えた繊細な前菜、脂ののった鮎の塩焼き、季節によっては下関産のふぐまで。素材はすべて厳選され、谷村氏の故郷や独自ルートで仕入れられる一級品ばかり。アラカルトも用意されており、訪れるたびに新たな発見と感動が待っている。コースは2時間半を目安に、ゆったりと展開される。

【店主の思い】
「シンプルほど難しい。でも、だからこそ極めたい」。谷村氏はそう語る。食材の力を信じ、余計な装飾を施さず、その瞬間の状態を見極めて調理する姿勢は職人そのもの。カウンター越しにお客様の体調や嗜好を感じ取り、提供の順や味の強弱をさりげなく変える。「すべては“おいしい”の先にある、満足のために」。その信念が一皿一皿に込められている。口コミでは「驚くほど控えめで、でも確かな誠実さが伝わる料理人」「話すとホッとする」と、料理だけでなく人柄にも感動の声が多い。

◆おすすめメニュー
・旬のおまかせ厳選コース(8,800円)
・鱧の湯引き 梅肉添え
・鮎の塩焼き
・おすすめアラカルト

◆店舗情報
住所:東京都新宿区神楽坂3-2 林ビル203
アクセス:JR・東京メトロ「飯田橋駅」B3出口より徒歩3分
営業時間:17:30~23:00(最終入店21:00)
定休日:日曜・祝日
予算目安:コース 7,200円~24,000円(税込)

リンク:
食べログ ▶︎https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13217041/
Instagram ▶︎https://www.instagram.com/tanimura0617/

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