でんや 御馳走:昭和レトロ×京風おでんで日本酒63種を味わう隠れ家
大塚駅南口の裏路地にひっそり佇むカウンター10席の小さな居酒屋。透き通る京風だしのおでんと香り豊かな日本酒63種、昭和レトロな遊び場で今夜も心ほどける時間をゆったりと味わえる。
【歴史】
店主は駒込出身。京都の割烹で修行し、御徒町の和食店などを経て2019年夏に開業。しかし直後にコロナ禍で休業を余儀なくされた。それでも地元の酒屋「こだま」と協力しながら取扱銘柄を広げ、常連とともに店を育ててきた。京都で学んだ淡麗なだしの技と、人情味あふれる下町気質が交差した「第二の故郷」がここ大塚だ。
【インテリア】
扉を開けると、磨き込まれた木のカウンター10席と琥珀色の照明が迎える。壁にはレーザーディスク・プレーヤーが鎮座し、客が持ち込むディスクを流しながら、酒と会話に浸れる趣向だ。奥の棚に並ぶ色とりどりの一升瓶が、空間そのものを酒のギャラリーに変えている。
【メニューの魅力】
看板は店主自ら練り物まで仕込む京風おでん。鰹と昆布を引いた透明なだしが大根やちくわぶを静かに包み、素材の甘みを引き立てる。さらに季節替わりの刺身、具材を変えてバリエーションを重ねるポテトサラダと春巻きなど遊び心満点。合わせる酒は岩手・喜久盛酒造の骨太銘柄を筆頭に、甘口から辛口まで60種超の日本酒。口直しには瓶ビールや日本酒ハイボールをチェイサーに、味覚の旅が続く。全品無添加で体にやさしく、飲み疲れしないのも常連を虜にする理由だ。
【店主の思い】
「酒と食で遊べる場を」と語る店主は、扱う銘柄一つひとつに作り手の物語を語れる利き酒師。客の好みや気分を聞きながら、グラス一杯単位で最適な日本酒を提案する。化学調味料に頼らない料理は、翌日に残らない優しさを意識したもの。そんな距離感が、初めてでも居心地の良い“行きつけ”を作り上げている。
◆おすすめメニュー
・京風おでん盛り合わせ
・季節替わりポテトサラダ
・日本酒(喜久盛酒造)
◆店舗情報
住所:東京都豊島区南大塚1-50-5
アクセス:JR山手線大塚駅南口徒歩5分/都電荒川線大塚駅前停留所徒歩5分
営業時間:月水木金 11:30〜14:30・18:00〜24:00/金土 18:00〜26:00/土日 13:00〜17:00
定休日:火曜、日曜夜
予算目安:昼 ¥1,000〜1,999/夜 ¥3,000〜3,999
リンク:
公式サイト ▶︎ https://denya-gochisou.com/
Google Maps ▶︎ https://maps.app.goo.gl/
食べログ ▶︎ https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13283189/
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